むせたら、一度食事を中断して前かがみで咳をしてもらいます

カッピング    ハッフィング      
手のひらをカップ状にして、後頸部の  
付け根中央部あたりを軽く、ポンポン  
たたいて咳を誘発し、排出を促します。
落ち着いたら、一度口を大きく    
開いて『ハー』と強く呼出させ、    
咽頭残留物や痰を排出させます。


むせた時は水を飲ませないでください

 喉の構造には、食べ物が直接気管に入らないように、気管の『ふた』や気管の周りに『くぼみ』があります。そのくぼみに食べ物はたまり残留物を排除する仕組みになっています。むせた時にみずが注入されると、溢れて水と残留物が気管に流れ込み誤嚥します。健常者の対処とは違うため気をつけてください。


むせた時の状態をスタッフに報告しましょう

 『むせ』は、気管に入りかかった異物を除去しようとする生体の防御反応です。むせた時の食品を記録しましょう。むせない食べ方(姿勢や介助やトロミ)を工夫する。むせない食べ物を選ぶ、嚥下体操(ごっくん体操)をすることを考えてください。このような気配りやディスカッションが要介護者にとって『窒息の予防』や『いつまでも口から安全に食べる』ことに繋がります。
 それでも喉がゴロゴロしたり、呼吸が苦しくなった場合は吸引して窒息の対応をします。













まず人を集めましょう 『誰か来て』 (1人で処置しない)


チョークサイン

指をつっこんで掻き出す。(かまれないようにガーゼで指を巻く)
吸引機でつかえた食べ物を取り出す。いざというときに充電されていない様なことがないように、日頃から確認しておきましょう。吸引機の購入が難しい場合は、掃除機に直接接続できる吸引ノズルを常備することを勧めます。
(IMG吸引ノズル アイ・エム・ジーホスピタル サプライ Tel 03-3812-4221)
のどに詰まったときは迷わず救急車を呼ぶ。
窒息事故が多いのは朝食 (覚醒?スタッフの気配り?)施設で検討しましょう。


ハイムリッヒ法


 それでもだめな場合は、介助者は右手の拳を握り患者さんのみぞおちに右手を置き、両手を添えて下から上へ腹部を勢いよく圧迫して腹圧をあげ、胸腔の圧をかけることにより、強い呼気をおこして吐き出させます。
窒息の事故は、交通事故についで第2位の不慮の事故死であり、年間約6000名の方が死亡しております。主に口腔機能の低下が原因で、予防できる事故の一つです。一度、職員にて話し合いを持つことが大切です。