平成17年度 第7回ごっくんちょ研究会

救急救命士による窒息の対応
〜 実際の窒息現場事例 〜
〜パーキンソン病患者さんへの対応〜

 今回のごっくんちょ研究会は、柏市沼南署にて現役救急救命士として日々ご活躍されております、涌井 康夫様に窒息についてご講演をお願い致しました。
 窒息は一刻を争う事態であり、平素からスタッフはもちろん、介護者、家族にその危険性、症状、対策を指導しておく必要があります。
 窒息は交通事故に次ぐ第2位の不慮の事故であり、その殆どを高齢者が占めております。
 摂食・嚥下障害者が窒息事故を起こしやすいのは食事中であり、食事内容・介助に注意するのはもちろん、いざというときの対処をご指導いただきたいと思います。

 また、パーキンソン病患者さんに関わる介助者やヘルパーさんにおかれましては、患者さんの反応の薄さからくるさまざまな誤解が生じると考えられます。病気を正しく理解していただき、日常介助の対処の仕方についてのご説明も加えながら、簡単なレクレーションリハビリもご紹介いたします。



日 時平成18年3月1日 (水) PM6:30〜8:30
場 所柏市健康管理センター2F会議室
講 師沼南署 救急救命士 涌井 康雄 様
柏歯科医師会会員  大石 善也



〔研究会の記録〕

 今回のごっくんちょは過去最高の来場者のなかで行われました。100名の会場に200名の予約が入り急きょ隣接する体育館からイスを運び、立ち見の方もいましたが、なんとか無事に終了しました。これも、柏市沼南署からの協力にて涌井講師に来ていただいた結果であり、柏歯科医師会としましても感謝いたしております。4月からは200名以上入る会場を検討しております。



 講師の涌井 康雄 様(沼南署 救急救命士)です。沼南署は柏歯科医師会をとうして市民啓発活動に非常に熱心な消防署であります。かむかむフットサル大会では、沼南署に従事する多数の消防士さんにレベルの高い審判をお願いしており、毎年、白熱したゲームが開催されるのも、彼らのおかげです。
 誤嚥・窒息という不測の事態に対して、消防署に電話したときに何を聞かれて、また何を伝えなければならないかをわかりやすく教えていただきました。
 まず、患者さんの年齢と現在の様子(会話ができる状態かどうか意識があるかなどの問題点)を簡潔に伝えることで消防署も用意するものが違います。そして救急車が到着する7分間に我々が何を対処すればよいか?冷静に判断・対処して、119番に携帯電話でかける時は自分の電話番号を聞かれますので、覚えておくか、固定電話からかけましょう

石崎担当理事もマイク係を率先して手伝っていただきました。

200名の方が熱心にまた時に笑いながら講習を受けています。

 AEDの講習も行われました。時間の関係でおおまかな要点を教えていただきましたが、来年度にこの分野は再度、沼南署に依頼したいと想います。

AEDでも笑いをとりながら、まじめに教えていただきました。


今回の沼南署のご協力に感謝いたします。





 私は、誤嚥や窒息は予防できる事を説明した後、パーキンソン患者さんへの対応を説明しました。パーキンソン患者さんに自律神経障害があることは、あまり知られていません。是非ヘルパーさんと患者さんとの間で誤解がないようにアナウンスしました。




 最後のトリは『まめ大福の会』の代表であられます、大和良子先生より『パーキンソン病患者を受け持って』と題して、歯科衛生士である大和さんの受け持つ患者さんの『心の声』を代弁していただきました。


 「まめ大福の会」とは、『まめ:健康でいること』『大福:幸福に恵まれる』をスローガンに熱意のある歯科衛生士が『口腔のケア』を通じて出会う方々を『まめ大福』に導く信念をもって努めている歯科衛生士のグループです。